お誕生日のお祝いがまだだったからと、友達が老舗のお鮨屋さんでご馳走してくれました。
品のあるお店の佇まい、木の温もりを感じる和のインテリア、和装のスタッフ、まるで京都にいるような気分になりました。
お店の雰囲気から器のひとつひとつまで素敵でしたが一番感動したのがお店の人のおもてなしの心。
予約席に通され席に着くと「お部屋の温度はいかがですか?」と。
60年生きてきて初めて聞かれたと思います。
鮨と和食の融合がテーマの料理は、
かぶのサラダ、
思ったよりわさびがきいているドレッシングが美味しかった。
カレーあんの茶碗蒸し、新玉ねぎとうどの葉の天ぷら、シーフードグラタン、小松菜の胡麻和え、わらびのおひたし、うどの小鉢、自家製糠漬け
握りかちらしか鉄火丼を選べ、握りを注文。
デザートは上にのったマンゴーのゼリーが涼しげな羊羹とコーヒー。
素敵な器にちょこっとずつの量で足りるかな?と思ったけれど、ちょうどいい量でたくさんの種類を美味しく味わうことができました。
料理の一品一品が丁寧で板前さんの心が感じられました。
そして細やかな気配りと笑顔のサービス。
研修生と書かれたプレートを胸につけた若い女の子が噛みながら料理の説明をしてくれたその一生懸命さ、すれ違った板前さんも笑顔で挨拶をしてくれ、帰り際も女将さんが笑顔でお見送りしてくれて、料理はもちろん気持ちまで大満足でした。
どんなに美味しい料理でもスタッフの対応が悪いと二度と行きたくなくなります。
おもてなしの心って本当に大切です。
料理の味やお店の雰囲気が一層特別に感じられ、また行きたいと思いました。
ごちそうさまでした。